にわかオタクの日常

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紅葉鬼ー童子奇譚ーを観劇できた~(*´ω`)

 

2021年1月8日~1月14日計11公演が行われる「紅葉鬼ー童子奇譚ー」を観劇してきましたー!!

 

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言により、開演時間が19時から18時に繰り上げとなり「冒頭は見れないかなあ( ;∀;)」なんて思いました。

が!定時退社から走りに走って滑り込みセーフ!!なんとか開演に間に合い、最初からみることができました。いやー良かった(; ・`д・´)

 

今回はその感想です('ω')ノ

 

まずは舞台そのものについて。

 

今回観劇した「紅葉鬼ー童子奇譚ー」は、いわゆる2.5次元の舞台です。原作はBL漫画「抱かれたい男1位に脅されています。」です。作者は桜日梯子先生。

この原作、設定が芸能界です。その作中で受けの俳優・西條高人が出演した舞台を元にしています。

 

舞台あらすじ

時は平安。

人里離れた地で、先の戦いで亡くなった人と鬼の弔いを続ける経若。

世捨て人同然に暮らす彼のもとへ熊武が訪ねてくる。

都を襲う茨城童子という鬼を止めるため力を貸して欲しい、とのことだがその頼みを断る経若。

 

ある日、そんな彼の前に小鬼が現れる。

父も母も亡くしたという小鬼におまんの面影を見てしまった経若は彼の面倒を見ることに。

 

一方、京では大江山より茨城童子の襲撃が激しさを増していき、帝はその対策として摂津の国より渡辺綱を招き入れる。

 

朝廷や鬼たちの思惑がうごめく中、経若は再び戦禍に飲まれていくーーー

(公式サイトより。 舞台「紅葉鬼」公式サイト )

 

以下☆ネタバレ☆を含む感想です。

 

 

最初に衝撃だったのは劇中音の一部が生演奏だったこと。

サイトやTwitterで「ヴァイオリン??和楽器??とは??」といった感じでなぜ奏者がいるのか不思議でした。そして劇場へ入ると舞台端に和楽器が。始まれば両端でそれぞれ進行に合わせて奏でる音!!ヴァイオリンは切なく、和楽器含や鳴り物は激しく、場面を盛り上げていました( ;∀;)

すげー‼!の一言です(語彙力...)

 

 経若様がとにかく麗しい(*´з`)前作でもきれいだなと思いましたが、さらに磨きかかってました。

それは見た目だけでなく、一つひとつの所作が丁寧なことからも感じます。この経若が本作の主人公で、原作でも高人が演じている役です。西條高人は子役から活躍する実力派俳優と描かれていますが、その姿を演じる陣内さんから感じます。凛とした佇まいとか最高です。登場頭、静かに暮らしている時の憂いを感じるところとかも好きですねぇ。

いぶきくんかわいい。うん。小さい子ってかわいいよね。経若に絡みついてるの微笑ましかったのに。実際にちょっと笑いが出てしまうくらいに。けど黒幕とはねぇ。思ってなかったです。

殺陣衆の人でバク転してる人がいました。格好よかったなあ。

 

「殺さぬの剣」にるろうに剣心みを感じたのは私だけ??

 

茨城に妻子を殺された渡辺綱。切り落とされた茨城の腕を浄化するため、7日間隠れ守ってくださいと一人になったとき。殺されたときのことを思い出し、心が揺れ惑う場面は演出と相まって説得力?を感じました。

 

『「種族」の違いによる争い、そこから目指す共存。』って割とある話だと思います。けど深いよね。

殺した相手を救ってくれって。殺ししけできなかったと言う茨城に「年端もいかない頃からそんな生き方しかできなかったとは。かわいそうに。自分を愛してやれ。」って頭なでる綱が本当甘ちゃんだけど格好いい:;(∩´﹏`∩);;

この文書いてて情景思い出して泣きそう。

人間に親を殺された茨城と鬼(茨城)に妻子を殺された綱。いい対比です。一方は復讐に駆られて人間殺しまくり。もう一方は悲しみ・憎しみの連鎖は誰かが絶たねばならないと殺さないことを決めた。

そしてもう一つの対比となりそうな経若。

お互いに人間を憎んできた。けれど経若は悔い改め鬼と人間で和平を築こうとした。茨城はそのまま人間憎しで突っ走ってきてしまった。

最後、綱とその想いを託された経若の2人の言葉をきいて改心しそうなところ、それでも酒呑童子様のためと、人間が憎いと戦い殺してきた過去をを考える複雑な重いなまま茨城童子が死んでしまうのは悲しい。

一度戦禍が発生するとそこから和平を結ぶのはこうも難しいのかと考えられますね。

 

「さあ、帝殺しといこうか。」

 

 

この台詞で終焉。次回もありそう。というか絶対ある。これも観ないとね。